ご挨拶

石山恒貴の自画像

石山恒貴研究室のホームページへようこそ!

 


20代から70代の幅広い人材

 当研究室は、法政大学大学院政策創造研究科に所属しています。政策創造研究科は独立大学院として、多様な人々が働きながらでも幅広く学べるように、平日夜間と土曜日に授業が開講されています。そのため、20代から70代の幅広い年齢層の性別・国籍などを問わない多様な人々が研究室に在籍して、学びを深めています。

 私自身の研究領域は、人的資源管理と組織行動ですが、ゼミ生は人材育成やキャリア形成に関連すること(様々な組織、地域、個人を対象として)幅広く研究対象として、修士論文、博士論文、学会発表、学会への投稿論文の作成を行っています。

研究は誰かのためのギフト

 我々は、当研究室を「個人が、①誰かのギフト(誰かの役に立つ)であり、②個人の意義を感じること(好きなこと)であり、③努力して到達できる、論文を書く場所。つまり、個人のための場(組織のための場ではない)であり、個人のためにお互いが助け合う場」と考えています。このような場では、教員は、ゼミ生が主体的に設定した研究テーマを深めていくための伴走者のようなものです。

大人の学び

 つまり、当研究室における学びとは、子どもを教える技術と科学であるペダゴジー(pedagogy)ではなく、大人の学びであるアンドラゴジー(andragogy)なのです。主体的で自発的な学びとは楽しいものです。そこで研究室としてありたい姿は、イヴォン・シュイナード著『社員をサーフィンに行かせよう』の一節をもじって、「階段を1段飛ばしで駆け上がってしまうほどわくわくしながら大学院にくる」ことを目指しています。

気兼ねなく失敗できる安全な場

 また、大人の学びの研究室とは、もちろん会社組織ではないので、階層、上下関係、忖度、は不要です。上下関係を意識しないフラットな場を実現し、お互いに忌憚なく質問・意見・コメントし、ほかの人の意見を傾聴し、それに「のっかって」発展させることを目指しています。そのため「気兼ねなく失敗できる安全な場をつくる」ことを特に重視しています。具体的には、先輩・後輩などはNGワードにする、ニックネームで呼び合う、飲み会の場で気を使って大皿の取り分けをすることは禁止、などの工夫をしています。

研究する仲間が増えることは大歓迎

 私自身は主に、越境学習、サードプレイス、タレントマネジメント、パラレルキャリア、ジョブ・クラフティングなどの研究をしていますが、人材育成やキャリアに関することなら、研究テーマになりえます。共に研究する仲間が増えることは大歓迎です。

研究成果の発信

 2013年に当研究室が始まって以来、ゼミ生は多様な研究、プロジェクトを進めてきました。人的資源管理と組織行動の研究分野のみならず、人材育成とキャリア形成の広い分野で、多様な研究が蓄積されつつあります。越境学習、サードプレイス、タレントマネジメント、パラレルキャリア、ジョブ・クラフティングなどの研究領域への注目も高まっています。そこで、ゼミ生の多様な研究成果を一元化して可視化するとともに、最新の取り組みも随時発信できるように、ホームページを作成いたしました。

 また、大人の学びを楽しく進めていく当研究室のありのままの姿を発信することにも、意味があるのではないかと考えました。人材育成やキャリア形成に関心をもつ幅広い方々の情報のニーズにお役に立てれば幸いです。